2018-08-10

【桃源郷】和歌山県桃山町の直販所で買う「あら川の桃」の勧め

どんぶらこ、どんぶらこ。どうも、こんにちは。McFly ( @HI-ENDBLOG ) です。
突然ですが皆さん、桃のシーズンをご存知でしょうか?桃の旬は早ければ6月頃から9月頃まで。7月頃が出荷の最盛期と言われています。というわけで、7月8月の桃は正に「食べごろ」というわけなんですね。

太陽の日差しもジリジリと暑くなり始め、なんだか無性にB’zやサザン・TUBEに大黒摩季などを聴きたくなると、外ではそのリクエストに答えるが如く鳴き出した蝉の声が身体にじっとりとした汗ばみを施しつつ、今夜のおかずは何にしようかしらなんて考えながら涼しいスーパーに入ると陳列された鮮やかな桃たちが貴方をお出迎え。

「そんな季節かぁ。嗚呼、桃が食いてぇな」なんてついついその鮮やかなピンク色の美しさに見惚れてカゴに投入。
レジで2個600円なんて言われて意外な値段にヒヤッとしながら買った桃。
傷まないように大事に持ち帰り、キッチンで皮を剥いて頭からガブリ。うまままままぁーっ!!
ジュワッと口内に桃汁が溢れると同時に勝手にシンドバッドのイントロが脳内再生。

もうね、桃に齧り付くというのは人生における一種の重要なイベントなのではないかと思います。

本日はその感動体験をもう一つ超えていく心のリフレッシュ。
更に美味い「産地で食べる桃の勧め」をご紹介したいと思います。

サンサンと降り注ぐ太陽のエネルギーをたっぷりと吸収し、じゅんわりと甘みを熟成させた採れたての桃にガブリシャスと齧り付く。
都会に出荷された桃とまた異なる鮮度と甘みと水分が貴方を包み込む奇跡の体験。

今回は、桃の産地、和歌山出身のMcFlyがご教示する「本当は教えたくないマジで美味い桃の買い方」をご紹介致します。

和歌山県桃山町「あら川の桃」を目指せ!

「美味しい桃はいかガォー!」

分かります。何が言いたいのかよーく分かります。
早速強烈で一体「桃と何を」引っ掛けたのかよく分からないキャッチコピーとオブジェの存在感に
「あ、コイツ騙しやがったな。桃の話じゃないな」そう思われたのも分かります。
僕もこの写真を掴みに持ってくるかどうかは非常に悩みました。

ただ、このオブジェ。実際足を運ばれる際には非常に重要な目印となります。
なぜなら、私が全力でオススメするこの本当に美味い桃の直売店は
普通にドライブしていても絶対にたどり着けない田舎道の中にあるからです。

ではまず、和歌山に行ってどこでどうやって桃を買うのか?
その術をご紹介したいと思います。

桃山町での桃の買い方・楽しみ方

地元民の知る者ぞのみ知る都会の人には辿り着けない桃源郷。
桃界の一繋ぎの財宝。
桃の指輪物語。
美味い桃は桃山にあり。
というわけで、今回は和歌山県桃山町で採れる甘くて美味しい「あら川の桃」についてご紹介させて頂きます。

既に桃山町という桃と共に何らかの歴史を歩んできたこと間違いの無い地名に説得力がありますが。
この時期、桃山町の「市場」という名の交差点から南に延びる国道424号線沿いには「モモロード」と称されるほど、たくさんの桃の直販場が並び、桃ハンターたちの賑わいで溢れます。

それではまずはどこで桃を手に入れればいいのか?
桃山町を訪れた際に購入できるパターンからご紹介させて頂きます。

その1:JAの物産センターで買う

多くの場合はメインストリートに物産展を構えるJAのお店に観光客が集まり、契約農家が卸した桃を買われて帰られるというパターンが主流かと思います。桃山町にも「JA紀の里桃山物産センター」があり、フルーツのシーズンは観光客で賑わいを見せています。
JAの物産センターはメインストリートの道中にあるため比較的アクセスしやすいですし、基準をクリアした美味しい桃が購入出来る利便性の高いスポット。

その2:産直市場で買う

またここ最近、和歌山で流行しているのが「地元産」を売りとして、その地域の様々な野菜や果物などを産直で取り扱う「地域密着型市場」。
代表的な所で大阪や、奈良でも展開されている「産直市場よってって」などが挙がりますが、こうした大型市場にも生産者が独自に持ち込んだ美味しい逸品に出会えるといったメリットもあります。

その3:生産者から直接買う

しかし私が最もお勧めする桃山町での桃の買い方は「農家の直販店を探してアタックする」というアウトローな手法です。
桃のシーズンになると至る所に生産者の直売店も軒を連ねる桃山町。
ほぼ毎朝収穫されている桃を「収穫されたその日に食べられる」という知る人ぞ知る最も鮮度の高い桃が楽しめるスポット。

しかしこの直売店、多くは田舎町の奥まった桃農園に隣接しており、時にはガレージ風、時には民家風、時にはベンチに腰掛けたおじいちゃんが売っていると店舗形態も様々なフォーメーションを取っているため、地元民でも知る人ぞ知る隠れ家的桃購入スポットとしてその多くが存在しています。「到着しても不安感しかない」というのが特徴なのですが、時間があれば是非これに挑戦して頂きたいと思います。

直営店を勧める5つの理由

・理由1:農家こだわりの製法の桃が購入出来る

 桃の栽培にも山や土の環境により味や種類が様々。
 農家さんによっては何種類もの製法で桃を栽培されている所も。
 多くの農家さんはお喋りも大好きなので恥ずかしがらずに桃のこだわりの製法についてもお話を聞いて見てください。

・理由2:直売店ならではの価格で購入出来る

 直営店ならではのビックリ価格で買える桃もあります。
 驚くほど高い高級桃から、出荷出来ないけれど味は超一流の安価な欠品桃まで様々な価格帯で購入する事が出来ます。
 箱売りから、パック売り。1個売りの店舗もあったりと、お財布に合わせて。
 タイミングによっては思い切ったセール販売に遭遇することもあり、JAや市場で購入するよりも断然お得な価格で
 美味しい桃を購入する事も可能です。

・理由3:コミュニケーションが楽しい

 田舎町の魅力はこのコミュニケーションにあると言っても過言ではありません。
 ほとんど人見知りのない人懐こい地域性に田舎に帰ったような疑似体験も出来るかと思います。
 試食の桃を囲みながら知らない人同士で仲良くワイワイと言った光景は常日頃。
 仲良くなったついでにコッソリと桃をサービスしてくれる農家さんもいらっしゃいます。

・理由4:試食やアレンジメニューを楽しめる

 中には桃を試食できる直営店や、とれたての桃を加工し、ジェラートやスムージーにしてくれて販売してくれる店舗もあります。
 もうお口が「桃」になっているので、その場で食べれちゃうのは本当に砂漠のオアシス並のありがたさです。 

・理由5:間違いなく旨い

 最近では桃の状態に一切害のないレーザー照射で糖度を測る技術も開発されていて、
 その糖度測定を採用されている農家さんなどでは「桃の糖度が一定基準を必ず満たしている」という
 保証付のパックまで販売されています。 

 安心・安全はネット社会の現在ではどこでも追求される食のテーマですが、
 歴史の中で産地や製法を守り続けた農家さんの作る桃は糖度系の技術無しでもその職人の手と目で見極められた温かい保証付き。
 我が子のように育てられた桃の甘美でとろける味は是非産地で味わって頂きたいと思います。

お勧めの直営店「サンワピーチセンター」

というわけで、やっとこさ話は序盤に戻るのですが、
僕が行ってきた直営店はモモロードから少し離れた桃山町の奥まった細路地に直営店を構える「サンワピーチセンター」さん。

ここね、知らないと絶対辿り着けません。
傾斜地の赤土で育てる「赤土桃」を栽培する農家さん。
「赤土桃は味美人」と掲げられた看板とガォーっと恐竜のオブジェが目印の直営店。
通常の桃よりも糖度が2度ほど高いという嗜好品。

ここの桃がマジでうままままんいっ!!!

見たことのない美しい桃にも出会えますし、スーパーで買うよりも安くて甘い桃も購入出来ます。
山積みの桃の中には高級な桃から、お買い得な特売品もあったりと種類も豊富。

夏休み中の子供たちのお手伝いなど温かい光景も。
なんとこちらでは桃の試食も可能。

1家族で丸1個の桃の試食を頂けます。惜しみないサービスは直営店ならでは。
試食のスタイルも「桃と包丁」据え置きで、セルフで切って食べて下さいという驚愕のスタンス。
桃を剥く練習をしてから行って下さいね。笑

ブログも運営されていました。下記よりアクセスくださいませ。
サンワピーチセンター公式ブログ

注意点

和歌山の桃源郷:桃山町は「あら川の桃」を産地で食べよう!ということで、僕なりの現地での楽しみ方をご紹介させていただきました。
直営店は本当にたくさんありますので、グアテマラで伝説のコーヒー農園を探すハンターの如くあちらこちらの直営店を探してみて下さいね!

一つ注意点を挙げるとすれば、桃も自然の産物。
その日どれだけ採れるか、これだけは分かりません。
求める桃に出逢えるか出逢えないかも運次第。
毎年たくさんのお客さんや地元の購入者で溢れますので、
桃を求めて車を走らせる時には「早め早めの行動」を是非心がけて下さいね!

さすがに和歌山までは無理という方はネットでお取り寄せもどうぞ。

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