2021-02-10

【今月の絵本】きんぎょが にげた

きんぎょがにげた

きんぎょが にげた
著者   五味 太郎
出版社  福音館書店

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。

福音館書店 | きんぎょがにげた

2歳4ヶ月。

「これはなぁに?」と質問すると「ダーダートゥ!(ドクターイエロー)」と答えてくれたり、「バナナはどこかな?」と質問すると「…あた!!」と元気よく指をさしてくれたり、そういう”遊び”が結構楽しい。

普段から僕もスマホや眼鏡をどこに置いたかあちこち探して「あったあった」と言っているので、その行動と結果と音を子どもなりにサンプリングしているのか。

ほんと子どもは生活の中で言語を獲得していく点でサンプリングの達人だと思う。大人なってから新たな言語獲得そう簡単にいかないもんなぁ。うらやましい。

さて、今月の絵本は金魚鉢から逃げた金魚さんがお部屋のいろんなところに紛れて隠れぼ。

読者が金魚さんを「見つけること」を想定していて、あちらこちらに金魚さんが逃げては隠れて逃げては隠れての珍道中。絵本の中のお部屋の中にも家具やおもちゃ、くだものやお菓子に溢れていて金魚さん以外にも「●●はどこかな?」を堪能できる1冊に。

こちらが調子に乗って質問し過ぎて愛想を尽かされることもあって、親としても子に関わるバランスにも気づかせてもらえたり。

僕も誰しもお世話になった通過点「五味太郎先生」
動画版もかわいい。

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